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積み上げてきた加工技術とノウハウで
難易度の高いオーダーにも対応

1820年代初め、イギリスの物理学者ファラデーが鉄に1~3%のクロムを添加すると錆びにくい合金鋼ができることを発見。
これがステンレスのはじまりと言われている。
以来、ステンレス鋼は進化を続け、現在では洋食器の全生産量のうちステンレス製品が95%を占めている。

ステンレス加工製品の一大生産地である新潟県燕市には、材料、プレス、絞り、スピニング、溶接、研磨、洗浄、表面処理などの専門業者が多数存在。
この燕ならではのものづくりネットワークを活かし、ステンレス製品のあらゆるニーズに応えているのが「笠原プレス工業」(現在、本社工場は弥彦村へ移転)だ。

創業は1968年(昭和43年)。現在では100を超えるステンレス製品を手掛けているが、ものづくりの原点はお好み焼きのヘラだったそう。
「現在も生産していますが、うちの商売のスタートはお好み焼きのヘラ。国内シェアの7割~8割を占めていた時期もありました。そこから派生して、マグカップやトング、バー用品などのステンレス製小物を作るようになります。最近では、コロナ禍によるキャンプ需要の高まりにより、シェラカップの生産が急増。ピーク時には月産2万個を数えました」
と話すのは、笠原プレス工業二代目代表取締役社長の笠原吉昭さん。

ののじとの付き合いは長く、代表作のひとつ「ののじ ホエールトング」を手掛けているのも同社だ。
「我々の仕事は、定尺のステンレス鋼板を金型で抜いて、そこからプレス加工、ロール加工、研磨、洗浄といった工程を経て、製品に仕上げるんですね。もちろんこれは基本的な流れで、表面処理だけでもミラー仕上げや電解仕上げなど9種類ほどあります。」

一部外注する工程もあるが、笠原プレス工業の強みは社内一貫体制にある。
オーダーに合った製造ラインを考えて提案・構築でき、高い品質を担保できるからだ。

「例えば「ののじ ホエールトング」ですが、一般的なトングとは磨きの工程が違うんですよ。一般的には振動バレルに通して表面を均一に光らせるやり方を採用するんですが、「ののじ ホエールトング」の場合はバフで表面を磨く際に最初は180番、次に250番、320番とだんだん細かくしていくんです。手間もコストもかかりますが、やっぱり表面の光り方が美しく仕上がるんですよ。さらに「ののじ ホエールトング」は使っている板に厚みがあるので、安全性のためにもコバ(材料を加工した際にできるささくれた状態)をしっかりと磨く必要があり、他のトングと比べるとさらに工程が増えます。」
ののじクオリティーを維持するためには、そのための工数を要する。

もっと言えば、単に工数を増やせばいいという話ではなく「この工程を加えれば、このような仕上がりになるだろう」という経験値に基づくノウハウや技術が必要なのだ。

「うちの強みは何かと考えたときがありまして、おそらく問題解決能力の高さだと思ったんです。ステンレス製小物に関してはかなりの数を作ってきましたから、膨大なノウハウが蓄積されています。何か課題に直面したときに対応できるノウハウと技術がある。そこが当社の強みだと思います。でもね、そのノウハウを与えてくださったのが、ののじさんなんですよ。ののじさんは、我々では思いつかないような発想力を持ってらっしゃる。どの商品を見ても、使いやすさ、機能性、見た目の美しさを徹底的にこだわっているじゃないですか。今までになかった形や商品を生み出す力に、我々も日々刺激を受けているんです。」

1笠原プレス工業の原点ともいえるお好み焼きのヘラは、現在も主力商品のひとつ。
2笠原プレス工業の先代社長であり現・会長。根っからの職人で、現在も工場に出入りして手を動かす。

3「ののじ チタンしゃもじ」「ののじ ステンレスしゃもじ」も笠原プレス工業で手掛けている。800度以上に熱された電気炉でプレスすることで、エンボス加工を施す。
4手作業による磨き工程に従事するのは、キャリアの長い熟練職人だ。

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