


従来から大根おろし器として、金属板状に複数の目立てを行い、棘状の突起を設けた大根おろし器や、わさびなどをすりおろすおろし器が市場には存在していました。
これらは、すりおろした食材を溜め置く部分がついています。
近年は、板状に角や丸状の穴を複数設け、穴の周辺に棘状の突起を設けたおろし器があり、穴からすりおろしたおろし食材が下に落ちる仕組みとなっており、これらを皿などの上ですりおろすタイプのモノや、容器上に載置しておろす、容器載置式のおろし器も存在します。
また、皿の中心部付近に凸部を設け、凸部の上面に棘状の突起を複数設けておろし部とした、容器つきのおろし器も目にします。
容器載置式のおろし器は、すりおろし後に容器に載置したおろし金を外し、容器にすりおろした食材を回収するという手間が発生します。
また、容器を置く場所の確保が必要であると共に、容器の安定性が求められ、大型、どっしり型、角形となりやすく、洗浄が面倒で少量のすりおろしには向いていません。
一方、載置容器の無いタイプの商品は、容器上で作業するため食材は容器の中に回収されてはいるが、容器からすりおろした食材がこぼれ落ちたり、不安定さがネックという不満の声があります。
また、いずれの商品も、野菜などを大まか(大きめに)におろすのには向いておらず、すりおろしの大きさを替えることはできませんでした。
これら市場に存在する商品の不便利さを解消する製品の開発に、市場の機会点があるとの判断。
ポイントは、すりおろす量の野菜の大小に関わらず、食材のすりおろしの大きさが替えられ、場所をとらず、簡単に素早くすりおろせ、野菜の食感を生かしたすりおろしができ、洗浄も簡単なおろし器であること。
野菜だけではなく、チーズやクッキーなど幅広くすりおろせる、新たなおろし器「ののじ サラダおろし」の開発に至ります。




